はたらいて働いて傍をラクにした結果、なにか大事なものを失った気しかしない中元です。
はい。先月の後半に釣りに行って、それを皮切りにまた趣味の時間を増やそうとした矢先、現実にその出鼻を思い切りくじかれた。
スタッフや顧客に陽性者が出て、その代打でしっちゃかめっちゃか。あっちへ走り、こっちへ回り、誰かの代わりを誰かが努め続ける自転車操業。
そんな中なので、休みがボコボコと消えた。娯楽に回すゆとりは、心も時間も、全く無くなっていく。
錐もみ状態になりながら駆けずり回り、一つまた一つと、無理としか思えない状況を切り崩し、はいつくばって頑張り続けた。
そして今週末。20日以上ぶりのフル休みが取れそうな状況に、やっと落ち着いた。そう、やっと、落ち着いたのだ。
人生でもこんなに長期間、釣りを封印した時期はない。いや、釣りどころか、娯楽のほぼ全てを封印し、仕事にコミットした時期は、そうそう無い。
結果思ったことはなんなのか。以下書き連ねます。
遊びは心の必須アミノ酸です。
公はさておき、私はここ2か月、本当につまらなかった。娯楽は酒とYouTubeのみで、しっかりと腹に脂肪が搭載されてしまった。
自然の中で遊ぶ時間を削り切ったら、こんなにも人生に彩がなくなるのかと、我ながら驚いている。
何ならむしろ、あまりにも好きな遊びができなさ過ぎて、ついに禁断症状に近いものも表面化しているほどだ。
例えばこないだ、てくてくと家の周りを散歩していたときのこと。近所を流れる小川に、ハヤとコイの姿を見た。
刹那、「どんな仕掛けなら釣れるか」「エサとして何を使うか」「家の竿のどれを持ちだしてやろうか」といったアイデアが頭の中に噴出。
かと思えば、道端に広がる雑草地帯を見て、「こんなかで一泊して、夜に焚火したら楽しそうだなー。朝にはコーヒーを自分で挽いて入れて・・」ということを考えた。
もう目につくもの全てが釣りに、キャンプに、ひいてはこのブログのネタに、ババババっと繋がるようになったのだ。
止まっている別館計画も、やりたいことは次々と溜まっている。吟味こそできていないが、アイデアだけならてんこ盛りだ。
遊びは心の栄養と言われるが、そんな次元ではない。遊びは心の必須アミノ酸とさえ言いきってもいいと思っている。
釣りを封じて思ったこと。それは、これはもう一生続けられる趣味だということだ。たぶん止めたら、僕は人間らしく生きられない。
だからこそ、趣味という言葉で定義するのも不十分な気がする。大袈裟かもしれないが、そういえば釣りと切り離して僕の人生を語るのは困難でさえある。
5歳の時に釣りに出会い、クロカジキを釣りたいと夢想した。その夢は、今のその当時のままの強さと濃さと輝きを保ったまま、胸の中にずっとある。
自分の完全に理想とするシチュエーションで叶えることは難しいかもしれない。でもいつか、形を変えてでも実現したい思いに変化はない。
そのレベルにまでいかずとも、少し思いを馳せれば、頭の中は釣りを通じてやりたいことだらけである。
あいお荘に一泊して、秋穂近辺を釣り倒したい。クルマエビを食べたい。宮島に泊まって、アイナメを探したい。コショウダイを探したい。
自宅に水槽を設置したい。アカエイをもう一度釣りたい。マゴチやスズキを生き餌で狙いたい。新しい釣り場をどんどん開拓したい。
カマツカを釣りたい。ナマズを釣りたい。沖永良部島に行ってキャンプがしたい。野島でもキャンプがしたい。今年こそ、ヒラマサを獲りたい。
そしてそのすべてを、記事にしてここに書きなぐりたい。我慢しすぎて、蕁麻疹が出そうなほどだ。
ということで要するに、1500字も使ったただの言い訳なのだが、10日をメドに休みをとれるので、サボらず更新をまた積み重ねます、という決意も添えときます。
ってことで今後ともよろしくです。