俺のぬし釣り

山口と広島をメインに、102種類の魚を釣るべく我流釣りをエンジョイしまくるブログ。(たまにキャンプにもいく)

【大王は】もう一匹の巨大イカ、"ダイオウホウズキイカ"をご存じですか?【一匹じゃない】

皆様は、ダイオウイカをご存じだろうか。もはや知っているとかいないとかのレベルを超えて、常識といってもいいくらいの知名度を誇る、巨大なイカだ。

 

元々海岸に死骸が漂着していたことから存在は知られていたが、にわかに注目を浴びたのは、NHKが世界で初めて生きた姿を捉えたあの番組が契機だと思う。

www2.nhk.or.jp

 

ドキュメンタリーの方は観ていないが、本にまとめられたものは大学生の頃に読んだ。膨大な努力と苦労がそこから読み取れて、読みながら震えるほどであった。

 

・・・そんな巨大イカなのだが、実は単に「くそでかい」という定義でいくならば、他にもいるというのはご存じだろうか。

 

例えば、まだ成体の捕獲記録が無い「ミズヒキイカもそうだ。ひょろ長いのだが、ひょろ長いゆえに、その体長は7mくらいあるらしい。

これまで12例しか目撃されていなかった深海イカが豪州で5匹確認される|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト


他にもアメリカオオアカイカソデイカなど、釣ろうと思ったらガチガチのタックルが要りそうなサイズのイカは、不思議と世界にも日本にも多めである。

 

・・・そんな中にも、実はもう1匹、ダイオウの名を冠する巨大イカが居るのはご存じだろうか?その名も、ダイオウホウズキイカだ。

https://ja.subcimaging.com/post/subc-technology-drives-expedition-to-find-elusive-colossal-squid

 

体重で考えれば、ダイオウイカよりも”でかい”と形容して差し支えない程のインパクトなのだが、その知名度は不思議と、無茶苦茶低い。

 

ということで今日は、そんなもう一匹の大王を、できる限り記事にまとめてみたいと思う。では以下、イカだらけの本題である。

 

 

ダイオウホウズキイカってなに?

ダイオウホウズキイカ - Wikipedia


ダイオウホウズキイカとなにか。せっかくなので、ダイオウイカとの違いを比較しながら、まとめていく。

 

まず、ダイオウホウズキイカはダイオウイカより全長が短いそうだが、その分体重が重いのだという。つまり、比較すると、身体がずんぐりむっくりしているのだ。

 

参考になるかわからないが、あるダイオウイカの標本は全長4.8mで140㎏とのことだが、あるダイオウホウズキイカは、2.5mで450㎏もあったそうだ。

prtimes.jp

 

そして軟体動物でありながら体重が重いということは、つまり自重で身体が潰れるため、標本として残らない、正確な姿がわからない、というネックがあるのだ。

 

そのため、ダイオウイカと違って生きた姿を捉えた資料等もほぼ無い手前、あらゆるイラストは全て想像上の姿となる。だから研究も、まるで進んでいないのが実情だ。

 

ちなみにこの2匹の以下は、英名が非常にややこしい。ダイオウイカ【Giant Squidというのだが、ダイオウホウズキイカ【Colossal Squidという。

 

辞書で引くと、両方とも「でっかい」という意味だった。めんどくさ。仕方ないので、これらの言葉の違いについて、英英辞書を引いてみた。

 

僕なりの解釈で言うならば、これらの言葉は以下の部分で意味に違いがある。

 

Giant⇒特に長さ・身長・全長が甚だしいこと。

 

Colossal⇒デカいだけじゃなく、立派で堂々とした風格も感じること。

 

確かに、ジャイアント馬場ジャイアントだからしっくりくる感じがする。コロッサル馬場というと、なんかしっくりこない。

 

いわば、コロッサルとは、例えば曙太郎とか、白鵬翔、雷電為右衛門といった巨漢大関横綱を形容する言葉であると思ったら、なんか納得する

 

イカの話からだいぶ逸れたが、こうでもしないと話が膨らまない程情報が少ないので、ご承知おき頂きたし。

 

ダイオウホウズキイカについてわかっていること。

15 Incredible Colossal Squid Facts | Random Fun Facts Online

 

先ほども書いたが、ダイオウイカ以上にわかっていることが少ないのがダイオウホウズキイカだ。研究史が浅いのもそうだが、それ以上に発見例が希少だから、である。

 

まず、生息域について。これまた推測の域を出ないのだが、発見例はほぼ南極付近に集中するという。(ダイオウイカは太平洋~世界中とかなり広範囲で発見例がある)

Southern Ocean | Location, Map, Depth, & Facts | Britannica


また、ダイオウイカの触手と違い、非常に殺意に溢れた形状をしているのも特徴だ。こんなのでぎゅっとハグされたら、身体中にそこそこの深さの穴が空く。

Colossal squid tentacles – Octopus and squid – Te Ara Encyclopedia of New Zealand


さて。その他例えば食性などは、よくわかっていない。また、なぜか全発見例が、Wikipediaによればメスばかりというが、その理由も不明だ。

 

一説には、他のイカと同じく魚を捕食するとか、南極海に生息するってことは代謝が異常に低いはずで、泳がずに浮いているだけなのではという推測がされている。

 

調査は簡単にはいかないはずだが、また一つでも多くのことがわかることを、ワクワクしながら待とうと思う。クラウドファンディングがあるなら、1万までなら払う!!

 

・・・ちなみに、このダイオウホウズキイカもダイオウイカも、マッコウクジラの胃の中からの発見例が結構多いそうだ。

 

その際は大人しく食われる・・なんてことはなく、マッコウクジラの皮膚に結構な傷跡を残すほど、抵抗はするらしい。海中の戦いはどこまでも激しく、そして静かなようだ。

File:A piece of sperm whale skin with Giant Squid sucker scars.JPG - Wikimedia Commons


終わりに。

 

深海に潜む巨大生物。この響きは、なんと心を躍らせるのだろう。この言葉に感動を覚える男子のハートを捨てぬまま大人になった今、その好奇心は爆発しまくっている。

 

地球は小さいという人もいる。しかしどれだけインターネットが普及し世界が繋がっても、海中は、深海は、まだまだ大きな闇をそこに隠しつつ、人類の到達を拒んでいる。

 

珍しく詩的なことでも書いて終わろうかと思ったが、普段そういう修辞的技巧が凝らされた本は読まないため、語彙力が足りない。あないみじ。

 

にしても、そろそろコウイカのシーズンですな。天ぷらが美味しいあいつ。深海の巨大イカのことも気になるけど、市場に出回るイカの旬の方が、今は気になるかな。

 

ということで、今日はこの辺で。

 

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