ふと気づけば11月。アタリの絶対数が減ってきて、次第に忍耐が必要な時期に入ってきた。
カレイやアイナメのように、1日に何枚も釣れるわけではない魚が対象魚となり、日に数回しかない大物のアタリを取り逃さない類のものとなるわけで。
もちろんそれはそれで楽しいので特に文句はないが、それに差し掛かる前にふと、今年は去年や一昨年と比べて、シロギスをあんまし釣っていないことに気が付いた。
佐波川河口にも行ってないし、秋穂の海水浴場では不発というのもあって、現時点では、2023年はシロギスの釣果に、例年と比べると、割と恵まれていない。
そして11月に入った今、シーズンもほぼ終盤だ。ここからさらに気温や海水温が下がると、手が届かないほど深い場所に隠れて、摂餌行為をしなくなってくる。
そのため、ここらでひとつ、狙ってシロギスを釣っておくかと、そう決めた。今日はそんな釣行記である。
「しかしいうことをきかない!」
この時期の投げ釣りなら、中関漁港。僕は勝手にそう考えているので、特に深く考えもせずここを選んだ。
今日のメインテーマはシロギス釣りだが、裏テーマとして、投げ竿の練習も重視することに決めた。最後に使ったのがいつか思い出せないほど、実は最近振り込んでいない。
電線があったり足場が悪かったりして使えない場所がままある、というのもそうではあるが、一番は自分が上手くそれを使えないから、というのが一番の理由だ。
具体的には、すごく右斜め前に飛ぶ。ボウリングの球が真っすぐ転がらないように、僕が投げた仕掛けは、狙った方向に飛んでくれないのだ。
いい加減なんとかしたいので、改めて他の釣り師たちのフォームを観察したり、素振りをしてみて、自分の身体の使い方にヘンな癖が無いか調べたりを重ねてみた。
すると、ざっくり2点ほど、その原因になりそうな自分の問題点を見つけることができた。一応、紹介しておく。
① 体が開いている
② リリースのタイミングが早い
まず、①について。自分で言うのもなんだが、僕はやや肩幅が広い。そのため、平均的な人以上に、グッと肩を巻き込まないと、体が開いた状態で止まってしまうのだ。
言葉にすると難しいのだが、身体が開いた状態だと、右腕の向きが目標地点に対し、30~45度くらい右を向いてしまう。その結果、右斜め前方に飛んでしまうのだ。
これを克服するため、「腰を意識的に回転させる」「左肘をもっと体側に引き込む」ということを意識することにした。野球をしていた頃を思い出す感じである。
そして②について。僕は、”竿が頭上を通過したら右人差し指のフックを外す”ことを20年以上意識してきたのだが、それは時に、タイミングとして早いらしい。
実際投げ釣り師のインタビューを読んでいると、「オモリが頭上を通ったら離す」ということを言っている方もいた。このとき、竿先はとっくに頭上を通過している。
これを考えると、いわばライナーをぶち込むくらいの意識で、自分のタイミングより意識的に一拍遅らせることがカギとなる。これは・・・・かなり練習が必要だ。
まぁ、大抵のことは練習次第でできるようになる。今回もきっとそうだろう。ということで導入がクソ長くなったけど、いよいよ以下、当日の様子である。
平和な秋晴れ最高です🍂
今回の釣り座はざっくりこの辺。到着時には親子がいて、ソフトルアーか何かを投げていた。アジか何かを狙っていたのだろうか。
さて。大体14:00過ぎが干潮だったので、その時間に釣り場入りして、17:00くらいまでやればいいか、というプランで動くことにした。
餌は地ケビで、持参したのは投げ竿とルアーロッド。そして今回、一応四脚を探したが、見つからなかったので普通の三脚を購入し、デビューさせた。
奇しくもここは、先代の三脚を沈めた場所だ。そのアホな顛末は、以下の記事に詳しいです(宣伝)
pochihiko-inunosuke.hatenablog.com
さて。使った仕掛けをイチイチ書いていたら面倒なので、写真を列挙してその代わりにしておく。とはいえいずれも実績があって好きな仕掛けなので、参考にされたし。
あと今回、ルアーロッドの方はなんか凄そうなオモリを使ってみた。結果、確かにアタリは多かったと思う。これが理由かは断言できないけどね。
さて。この日は風もそこまで強くなく、釣り人もほぼおらず、そんな平和な立ち上がりであった。仕掛けを投げ込んだら基本置き竿にして、のんびり待つ気で構えている。
ふと遠くを見ると、なんかでっかい船がいた。これは何をしている船なんだろう。
・・・なんてのんきなことを考えていたら、最初のアタリがルアーロッドの方に出た。何度も小刻みに叩くようなそれ。胸が高鳴る。
巻き上げると、細身の魚影が2つ。シロギスとイトヒキハゼであった。本命がいきなり出ましたわ!!(実際は二投目だけど)
今日は珍しく、持って帰って刺身か何かで食おうと決めていたので、氷漬けで締めておく。その後もアタリは頻発し、数分と竿が大人しいことが無かった。
―しかし、その正体はコイツだ。今日は過去例を見ないほどアグレッシブで、針を次々飲み込まれては、鋭い歯で断ち切られた。
結果、5~6セットくらい仕掛けをハゲにされてもうた/(^o^)\
被害額は6~700円くらいかなあ。投げ竿の方には11号とか12号とかを付けていたのに、それもやられたので、多分ヒガンフグも相当いるのだと思う。
となればこちらとしても、出し惜しみはナシだ。早掛キスやボウズのがれをも発動し、徹底抗戦を表明する!!!!!
そしてこのボウズのがれが仕事をしてくれた。チェンジして一投目でいきなり、シロギスがヒット!
この時期は、アベレージがやはり良いサイズだ。
・・・だが、この日の時合はここまで。日没キッカリまで粘ってみたが、餌こそ無くなれど、アタリはどんどん遠のき・・・
ボウズのがれをリーダーごと根掛かりでロストするという悲劇をもって意気消沈。
納竿したのは17:10頃であった。まあ、本命も出たし、別にええっす。満足っす、僕。
検証と反省とその辺。
ところで、裏テーマにしていた投げ竿のキャスト技術はどうだったのか。これについては、実は概ね達成できたと思っている。
意識的に肩を巻き込み、かつリリースタイミングを遅らせることで、仕掛けは狙った地点にだいぶ飛ばせるようになった。時には左前方に飛ぶほど、開きは直せたと思う。
それに意識を割きまくったので、例えば「空をめがけて45度の角度で投げる」といったコツは失念していたが、多分自己ベストの飛距離を、今日は更新できている。
しかしこの場所は、フルキャストをしてもそんなに旨味が無い。結果として岸から30m以内の地点でアタリが集中するためだ。もっと飛ばせば違うかもしれないけどね。
さて。ここから更にシロギスを狙いたいとなると・・・小茅からフルキャストするか、中浦漁港からフルキャストするかと、場所はかなり限られる。
だが20㎝以上の大物を、狙って釣ることも不可能ではないので、夢のあるシーズンだと言えなくもない。僕も行こうかどうか、ちょっと悩んでいる。
あ、そうだ(唐突)
50万HITまでのカウントダウンは、遂にここまで来ている。
この調子でいけば、11月中に到達する見込みだ。つまりあいお荘独りお疲れ様会は、12月の初旬で実施できる、ということになる。おぉ、楽しみだ。
少し早いけど、カレイ釣りに挑んで、わざと身体をキンキンに冷まし、それから露天風呂に浸かるのもオツだな。夜は熱燗でクルマエビ。おぉ🍶
夢は膨らむ。でもその前に、水槽立ち上げなきゃ。あとは砂詰めて置物置いて、水替え・排水用のホースを買うだけなのに、その腰が重い。反省。
「俺のぬし釣り」はどこへ行くのか。僕にもわからない。だから面白い。そう思いたい。なんのこっちゃ。
さて、もう少ししたらシロギスを調理して、晩酌の支度をするとしよう🍶
では今日はこの辺で。
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