ふと振り返って気付いたが、今年は(僕にとって)やたらカレイが釣れる。
ついこないだも、波止で適当な投げ釣りをしていて29.5㎝のそれが出たので、冬は一体どうなるのか今から楽しみである。
―そして、振り返って気付いたことが、もう1つある。それは、今年の釣果はいずれも『カレイ釣りのセオリーから逸脱している』というモノだ。
カレイの釣り方について、一石を投じ得るかもしれない。大げさだけど。
そこで今日は、そのちょっとした分析を、ここにまとめておこうと思う。
世間一般的なカレイの釣り方と言えば?
皆さんは、カレイの釣り方について、以下の文言を目にしたことが一度はあるのではないだろうか。
① 置き竿を何本も用意して、広く探り、待つ!
② 本虫一本掛けが最強!
③ 沖のカケアガリを狙うべし!
④ 房掛けにしたり、針を毛バリにしたりと、カレイの視覚に訴える!
等々。これらは膨大な経験則から導き出されたものだと思うので、僕は一概に否定する気はない。
だが、今年の釣果は、面白いほど上記のものに合致していないのだ。繰り返すが、僕の場合は、である。
どういうことか、以下具体的に述べてみる。
カレイのヒットゾーンは案外固定されているかも?
今年最初のカレイは、秋穂で獲ったマコガレイ×2と、イシガレイ×1だ。
pochihiko-inunosuke.hatenablog.com
そこからはだいぶ期間が開いたが、11月には中関と西浦でポンポンと釣れた。
このカレイが出た地点の共通点だが、せいぜい岸から30m以内のちょい投げであった。
しかも、中関と西浦に関しては、足元で着底直後にアタリが出た。それは、自己ベストであるコレも同じ。
―ということで、闇雲なフルキャストが本当に功を奏すかどうかについては、僕は懐疑的になりつつある。
まずは足元を探り、それから沖に向かって探っていく方が、効率的な気がしてならない。
勿論、他の釣り場ではどうなるか分からないが、僕は水深がある砂泥底に関しては、沖から探るのは止めようと考えている。
餌の見た目は関係あるのか?
本虫に心酔するアングラーは多いが、僕は最近の技術の進歩の凄まじさに、それが揺らいでいるような気がしている。
例えば、この画像を見れば色々と考えさせられる。
イシガレイが思い切りアタックしているのは、バイオワームである。クネクネする青虫をガン無視し、こちらに来ているのだ。
思い返せば、今年の釣果にて、サイズと餌の組み合わせは以下の通りだ。
26㎝ マコガレイ 青虫(太目)
20㎝弱 マコガレイ 青虫(太目)
20㎝弱 イシガレイ バイオワーム
29.5㎝ マコガレイ 砂イソメ
20㎝強 マコガレイ 青虫(細目)
僕が本虫をあまり使わないからってのも大きいが、大半は青虫へのアタックだ。しかも、今年のベストは砂イソメに来ている。
書き忘れていたが、一番最後のマコガレイ以外、2本バリの片方はバイオワームである。
カレイ釣りのコツに、『本虫の香りで寄せ、青虫の動きで食わせる』みたいなのがあったが、それはバイオワームに置き換えても通用するということらしい。
ということで僕の中では、本虫神話があまりハマっていない。今後も狙う際は、バイオワームと青虫を携え、釣行に出ると思う。
僕なりのまとめ。
ということで今日はやや手短だが、今冬カレイを攻めるとして、僕は以下の作戦を採るつもりだ。
① 足元から探り始め、段々沖へ。
② 餌は太目の青虫とバイオワーム。
③ 満潮前後2時間くらいを狙う。
となる。最後のは割と思い付きだが、引き潮であったり水深が無い時であったりのアタリの少なさを考えれば、妥当だと思える。
さてさて。カレイ釣りのセオリーを守っているのに、どうにも釣果が微妙であるなら、あえて逆を行くのも面白いと思う。
もう少し気温が下がれば、僕もカレイ狙いで繰り出してみる。また結果はここでシェアできればと思う。
それでは今日は、この辺で。