春本番になってきた。
近所の桜の木も良い感じに咲いており、気付けば4月間近だということに、ふと気付かされる。
さて。ここ最近、釣り情報もにぎやかになってきたが・・・。もう仕留めた魚ばかりで、どうにも不思議とテンションが上がらない。
こういう時はいっそ『川釣り』に行こうと思い立ちはするのだが、その情報がオープンになることはまず無い。
理由は簡単で、川釣り情報を流してもカネにならないのに加え、そもそもの釣り人口がとても少ないからだ。
ハヤやフナの情報を欲するモノ好きは、当たり前だが希少種である。
―となれば、やむなし。自分で新たにポイントを開拓するしかあるまい。
そこで今日は、同じ希少種の皆様に向けて、『僕なりの川釣りスポットの探し方』をまとめてみようと思う。
前提となる探し方。
これは少々根性論だが、僕は『徒歩』を推す。理由は、まず間違いなく川釣りの場合、車を横付けできないためだ。
場所によっては住宅地の側を流れる川に仕掛けを振り込むことがあるので、Googleマップでアテを付けても車で行ったら停められず、なんてのはかなり多い。
そういった徒労を防ぎつつ、確実にその目で魚が居るか居ないかを確認できるという意味で、僕はやはり『徒歩』が結局一番良いと考えている。(運動にもなるし)
ということで以下、『徒歩』で散策をする際に意識してほしいポイントという前提で、話を続けてみる。
まずは、川魚の集まる地形を知っておこう。
そもそも論として、魚が集まってくる場所はほぼ決まりきっている。それはざっくり、
①障害物周り
②ワンド
③川辺のアシ(ヨシ)の側
である。順に説明していこう。
①障害物周り
これについて説明は不要な気がするが、隠れる場所のない剝き出しの浅瀬に魚が集まることは、当然だがほぼあり得ない。捕食者に一撃で襲われるためだ。
―となれば、隠れ家になり得る『障害物周り』は、川魚が集まってくるホットスポットである。
定義としては桟橋の下、沈んでいるゴミの周辺、クイの側などがそれに当てはまる。ここに玉ウキを浮かべるだけで、数秒後には引き込まれることも多い。
例えばヨシノボリやムギツク、ブラックバスがここに集まってきやすいので、攻めてみる価値も、探してみる価値も高い。
②ワンド
聞き馴染みがあるかは微妙だが、マイナーな釣り用語の1つで、ある特定の地形を指す言葉である。
簡単に言えば、『深みになっているところ』を広義で示すものだ。例えば、こういった地形は、多分『ワンド』に当たる。(色が濃いとこ)
もしこの『ワンド』を見つけられたら、そこは神スポットの可能性が高い。だからこそ、ここを発見することこそが『釣り場開拓ウォーキングの肝』となる。
これは僕の経験則だが、コイも、ライギョも、フナも、ニゴイも、ナマズも、とりあえずはこの『ワンド』に溜まっているのをよく見かける。
ウキ下をやや深くしてミミズか何かを振り込むと、大体は面白いファイトが始まるものだ。僕が知る川釣り神スポットも、全てがこの『ワンド』的要素を含んでいる。
ちなみに『ワンド』はGoogleマップで調べてもチンプンカンプンなので、根気強く歩いて探しましょうとは提案しておく。
③川辺のアシ(ヨシ)の側
これまた説明が不要な気はするが、何が潜んでいるかわからないというワクワク度合いは、これが一番大きい。
例えばほぼ間違いなくアブラボテなどのタナゴは潜んでいるだろうし、運が良ければオヤニラミとかそういったレアなのが居ることも期待できる。
これと上記の『ワンド』がセットになっていると、ほぼ確で神スポットである。これならば頑張ればGoogleマップで見えるので、探す価値はあると思う。
―余談だが、アシ(ヨシ)の水中部分をメダカ網でわさわさすると、タエビ、モエビ、ハヤ、ヤゴ、運が良ければメダカやテナガエビが捕獲出来て超面白い。
職質されないように気を付けながら、近々設置予定の水槽に入れる魚をココで採ろうかなと考え中である。
持っていくと便利なアイテムたち。
まず当然だが、携帯は必須。僕はかなりの方向音痴なので、迷子を防ぐためというのが大きな理由。
それに加え、マップを図で見ると、川や溜め池が↓の感じで一目瞭然となり、大きなヒントとなる。
後は、例えば『練り餌』や『パン』を用意しておくのをオススメする。
魚を発見して、反応があればそれを使えばいいし、逆に餌に反応が無いのなら、まだ活性が高まっていないというヒントになるからだ。
それか、『ではミミズで挑もうかな』といった、別の作戦を考えるきっかけにもなる。
ただ歩いてポイントを発見するだけではもったいないので、これくらいは用意しておきたい。
―あとは財布があれば良いと思う。ほぼ『徒歩』での散策になるため、たくさんアイテムを持っていくだけ邪魔となる。
出来る限りライトな装備で出掛けるようにしよう。
では、タックルはどうするか?
これは色々意見があると思うので、あくまでも僕個人の意見と言う但し書きは添えておく。
まず竿は、『並継ぎ』を推す。(こんなヤツ↓)
コイ、ライギョ、ナマズといった大物狙いならシーバスロッドを、それ以下の小物狙いならトラウトロッドを僕は持参する。
『並継ぎ』である理由は、単純に長いと扱いが超不便だからだ。例えば道路沿いなどの川だと、延べ竿でさえ色々と邪魔になる。(電線もあるし)
後は準備も片付けも、振出より楽だ。手返しが重要な釣りになるので、時短の意識は常に持っておこう。
ということでリールも、必然的に小型のものとなる。1500~2000番くらいで十分ではなかろうか。
参考までに、2500番のリール(ダイワのレブロス)にPE1号を巻いたタックルで、↓のコイは何とか釣れた。
さすがに取り込みにたも網は使ったが、型番以上の働きは結構してくれる。そこまでビビらなくていいかもしれない。
後は細々と述べると、釣れる魚の口の形状を考えると、針は『伊勢尼』か『赤虫』が非常に使い易い。
タックルは手前味噌だが、『川フカセ』や『自作ボウズのがれ』が良いと思う。(市販の玉ウキでも勿論問題はない)
pochihiko-inunosuke.hatenablog.com
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餌は鉄板のミミズか練り餌、それか食パン!それで大抵の魚は食う。
ということでタックルの説明は以上!!
―家にこれらの装備はあるだろうか?もし御有りなら、それらを携えて、川辺に繰り出してみてはどうだろう。
終わりに。:今春、僕が釣りたい川魚をまとめておく。
さて。最近のブログを読み返しても、淡水魚が弱いのはつくづく感じる。(需要もないのだろうけど)
生息は確認できていても、釣れていない魚は山ほどいる。
例えば、カマツカ、ニゴイ、オヤニラミ、ニシキゴイ、ナマズ、アユ(多分)等々。この春は、1種類だろうとこの辺を制したいところである。
ということで、今閃いた。海は潮の満ち引き的に2週間に一度しかやる気が出ないが、その裏で川に行けばいいじゃない!
ってことで今週末は海は小潮であまり面白みがない。早速開拓した川に行こうっと。
―職質されないように気を付けて、僕は川魚と戯れる。
それでは今日はこの辺で。
※野池探し編はコチラ!!↓
pochihiko-inunosuke.hatenablog.com