去年までとは打って変わって、今年はカレイがマジで不調である。(僕個人の話だが)
最後に釣ったのはなんと去年6月である。ワオ。
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う~む、口惜しい、口惜しい。でも前向きに考えよう。多分これって、『お前のカレイ情報の限界だ、調べなさい』というお告げのようなものでしょう。
つまり滅茶苦茶なインプットをするべき時期ということだ。実際、かつてカレイについて調べた記事はあるのだが、読み直すと内容が薄っぺらい!!!!
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だから今回は引くほど中身を濃くすると誓った。論文をベースにした、エビデンスが伴った情報源。そして釣り人の知恵という実践的教訓。
これらを統合すれば最強じゃね、と。
その上で、『こうすりゃカレイが釣れるんだな』という結論を得て、その通りになった暁には、そりゃもう『中元メソッド』として名前つけても良いんじゃね?
夢が膨らむぜ。塾講師という仕事柄、資料をまとめて伝える形に整えるのはいわば日々の業務である。やってできねーことはない。
てなわけで皆様の頭をパンパンにすべく、あらゆる情報をまとめた特濃豚骨こってり記事。お腹が空いているときにぜひどうぞ。
論文や観察や自分の経験から紐解く、カレイという魚の生態。
先にことわっておくと、この項は調べものをしながらメモ書きとして書いた部分であるため、話があっちこっち飛んだり、とりとめが無かったりする。
『俺はプロセスは良いから結論だけ読みてぇんだよ!』という方は、目次からこの項を丸ごとすっ飛ばしてくだちい。
はい、てなわけでまずは、実際に観察や考察された生態の内、釣りのヒントになりそうなものを抜粋してまとめていきましょう。
ポチと検索すると、実際に潜ってカレイを観察した非常に濃い記事があり、読んでいくと色々な発見があった。
面白い情報はたくさんあるのだが、釣りに即役立ちそうなものだけピックアップすると、こんな感じ。
①好奇心が強いらしく、濁りや砂煙を立てたものの側にはすぐ接近する
②ド派手な色の装飾品やオモリに対してもよく反応する
ただ視力は悪いらしいので、捕食はヘタクソ寄りなのだという。だからか、アタリが出てもすぐにはアワせず、逆に糸を送ってやるくらいが良いというプロの業もあった。
少し矛盾しそうな情報としては、「海底にぢっと身を隠し、餌が寄ってくるのを待つ」というのもあるが、つまり餌を感知してからの行動は早いという話だろう。
となれば、『置き竿で粘り強く・・・!』というより、『ド派手な仕掛けをコツコツと引いて、それから待つ』方が、その生態に対するアプローチとして効果的な印象である。
・・・ここまで読んで、自分の中であんまり腑に落ちていなかった、カレイの餌は基本房掛けにする理由(主にアオイソメ)がわかってきた。
まずはアオイソメがどっさりある状況を作り、それらがうねうねすれば、カレイに対するアピール力が極大になるということだ。
しかも複数のイソメがあることで、一瞬でフグに全て奪われるという憂き目もある程度回避可能である。理に適ってたんですな。
※ちなみに捕食の仕方はこんな感じ。確かに、餌の接近に気付いてからの捕食は速い。
・・・次に気になるのは、一体どういったスポットに生息しているのかという情報だ。もしこれの共通項がわかれば、新規釣り場の開拓が一気に捗る。
ってことで、何かヒントにならねーかなと、過去に自分がカレイを釣った場所を並べてみる。
―速攻わかるのだが、基本岩礁帯隣接の砂場で出ていることがわかる。しかももう1つ、水深がかなり深めであることも見て取れる。
そして思い出したが、全釣果は中潮か大潮で、かつマズメ前後のものだ。
海底に変化があり、水深がきちんと深くなっている状態になると、カレイの生息と活性の向上が期待できるとみて良さげである。
なるほど、これはかなりいいヒントになる気がするぜ。
そして最後に、夥しい実践録と軽快な語り口調が特徴のこの記事をご紹介する。
これを読んで思ったが、こういう独自色が強いのに結果が再現性を持って伴うという方法を編み出すのが、実は僕が目指している理想の形態なのだ。
つまり、【我流なのに簡単に理解できるし、すぐ試せて、しかも釣れる】という新しいことをゴリゴリ生みたいというのが僕の本音である。
―一瞬ボヤきを挟んでしまったが、最後に是非試したいと思ったのは、『とにかく装飾品で仕掛けをド派手にする』というものだ。
キラキラビーズにド派手なフェザー。そうやって視覚的にくっそアピールした方が、カレイが釣れるのだという。
簡単に言えば以下のことが海中で起きるのだ。
①匂い・輝きなどでカレイが興味を持って寄ってくる!
↓
②アオイソメ等を発見し、捕食!
↓
③HIT!
・・・こう書けばシンプルだが、普段の自分がこれをサボり倒していたことがスゲー悔やまれる。釣れなくて当然じゃねぇかと。反省しまーす。
・・・後は少々眉唾だが、イカやサバの切り身にも反応するらしいので、冷凍庫の余りを持ってってみようかなと考えている。
ってことで長々続いた『情報収集』の項はこの辺にしとこう。もう十分、『作戦』を作る材料は集まっている。
いよいよ、次回の釣行で僕が使う作戦を書いてみようと思う。(釣れなかったらクソダサいのは承知しています、ご安心を^p^)
中元メソッド・プロトタイプ。
ここで悟ったが、本気で試したい仕掛けは既製品を探すより作った方が絶対に早い。(無いこともあるし)
だから次回作戦の核は、『自作カレイ仕掛けの実戦投入』である。
比較実験がし易いように、2種類は最低でも作る予定。『もう少しがんばりましょう』だらけだった僕だが、『図画工作』の成績は良かったから大丈夫でしょう。きっと。
そしてその仕掛けを振り込んだら、これまた2通りの誘い方を試す予定だ。片方はソースを完全に見失ったが、それは『棒引き』と『小突き』である。
『棒引き』の速度は確か『歩くより遅く』だったと思うが、ややアバウト。まぁ要するに、海底をずりずりと引いて、砂煙を立てるのが狙いということだ。
『小突き』というのは、リールではなくほんの少し竿先を手前に引くのを繰り返し、ちょこちょこちょこちょことオモリが海底を這うようにするイメージだ。
これら2つも試してみて、違いがあるのかないのか、あるならどんな風なのか、考察したいと思う。
久しぶりに超勉強したなぁ。めっちゃ、釣りに行きたいでござる。
―で、どこで実験すんねん?
場所はもう決めている。西浦漁港だ。ただし、これまで一度も攻めていないこの辺を狙うつもり。↓
みたらわかる通り、一見した雰囲気は非常に良スポットだからだ。
水深も十分で、岩礁帯も近い。何なら過去に、23㎝のシロギスの実績だってある。投げ釣りのポイントとして間違いなく一級品だ。(YouTubeでも紹介されてた)
ということで朝マズメか夕マズメかは、満潮がいつかを見計らって釣りに行く予定。後はそもそも休みが取れるかってのも大きい。
また、足場が超悪いので、雨が降ったら絶対に近づかない。死ぬ。
その辺を心掛けながら、お勉強したことは責任もって実践してきまーす。
そして現実からの洗礼/(^o^)\
・・・ってところまで書いといて、実釣編は別の記事にするつもりでいた。”つもりでいた”ってことは、まぁ、そういうことなんだけれど・・・。
いや、ちゃんとグッズは買ってきたよ?
で、それなりにサマになるもん、作ったよ?
でさ、ちゃんと日の出前から5時間粘ったよ!!!???
フグにぜ~んぶ餌を持っていかれただけでした(^q^)
・・・・・原因を少し調べたけど、以下の説が有力。
産卵前の爆食いシーズンでもなければ、体力が回復してからの荒食いシーズンでもない、活性悪い時を引いた
てな感じ。うおぉぉん。となりゃ次のリベンジは2週間後の大潮か中潮かなぁ・・・。
その間何をしようかしら?帰りしなに溜め池に立ち寄ったけど、コイがチラホラいるだけであり、淡水もなんかこう、微妙。
3月頭って意外と釣りには難しいシーズンだなぁ。頭を抱えるぜ。
てなわけで、理屈は間違いないんだけど、大外れシーズンに行っちゃったので成果は伴わず。絶対リベンジします、悔しいから。
じゃ、今日はこの辺で。くそぅ。
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