俺のぬし釣り

山口と広島をメインに、102種類の魚を釣るべく我流釣りをエンジョイしまくるブログ。(たまにキャンプにもいく)

いよいよ残り1000アクセスを切ったので、黎明期の裏話を語ってみる。

いよいよだ。急にブーストが掛かり、想定よりちょっとだけ早く、50万HIT到達が叶いそうな段階に来ている。

 

とはいえ、「はい、達成!ありがとうございました!今後ともよろしく!!」という感じで迎えるには、まだ時間はあるし、なにせ、淡白が過ぎる。

 

そういうわけで、なんか大げさだが、このブログの黎明期を振り返ってみるのはどうかと思い、こうして23:36、仕事を終えたオフィスでキーボードを叩いている。

 

はてなブログダッシュボードによると、僕がこのブログを立ち上げたのは、2015年1月17日とある。足掛け8年10ヶ月というところか。こう見ると長いなぁ。

 

そして記事数も500弱ある手前、今更このブログの初期の記事なんて、こっちからゴリ押さない限り、誰も読まない(理由がない)と思われる。

 

てことで当時24歳、まだまだ色々な意味で若造だった頃から積み重ねた日々、そのオリジン(笑)の頃を振り返ってみよう。

 

 

黎明期の「俺のぬし釣り」。

pochihiko-inunosuke.hatenablog.com

 

僕がこのブログを立ち上げた理由は、堅苦しく言えば、自分に収入のオプションが欲しかったためである。

 

この頃は色々壊して休んでいた時期であり、金や仕事が無いことの不安と、それによる自分という人間を無価値だと捉える思考には、ほとほと嫌気がさしていたのが大きい。

 

とはいえ、当時はまだYouTubeも発達しきっていたわけではなく、いわゆるエンタメ的な考え方に触れる機会はなかった。だから序盤の記事は、文字通り手探りだ。

pochihiko-inunosuke.hatenablog.com

pochihiko-inunosuke.hatenablog.com

 

読み返すと、内容の薄さ、接続表現の弱さなどが目に入り、すごく恥ずかしくなる。ただ同時に、色々必死だったよなと、同情する気持ちも湧いてくる

 

記事としても書いているが、僕は2015年5月に一度正社員としての仕事を辞めて、よく言えばフリーター、悪く言えばニートをしていた時期がある。

 

下記の記事はその頃に書いたもので、とにかく「外に出よう」「何かをしよう」という焦燥を、かつての僕が残した文章から感じ取っている。(青いなぁ)

pochihiko-inunosuke.hatenablog.com

pochihiko-inunosuke.hatenablog.com

 

そして僕は、学生の頃に何度か訪れて、今でも強く思い出に刻まれている「沖永良部島」に、この頃かなり無理をして再訪している。

pochihiko-inunosuke.hatenablog.com

 

文字通り、集められる現金を搔き集めて渡った島。もちろん楽しかったが、「金も仕事も無い」という不安は、燦燦と降り注ぐ日光の下でも、僕の中に影として潜んでいた。

 

宿所に戻ったら、当時登録していたクラウドワークスで、1本500円のブログ記事をひたすら書いていた。それがまだ残っているのか、ちょっと今の僕にはわからない。

 

必死だったなぁ、この頃。あまりにも手当たり次第にアレコレやった名残は、このブログの端っこにひっそり載せている↓のLINEスタンプにも秘められている。

store.line.me

 

 

・・・この頃の、忘れもしない、ある切ない思い出。島からの帰り、同行者の提案・流れで、僕らはラーメン屋に立ち寄ることになった。

 

サイフを開いて、血の気が引いた。ラーメン1杯を買うお金すら、そこには残されていなかったためだ。クレジットカードも使えない店。平たく言えば、詰んだのだ。

 

・・・僕は4個も下の後輩にお金を借りて、そのラーメンを、恥ずかしさと申し訳なさと、感謝とやるせなさと一緒に食い尽くした。汁一滴残さず、胃に流し込んでやった。

 

このときの、希望と屈辱が混じったような複雑な感情は、普段は腹の奥にしまえているが、ふとした時に思い出すことがある。

 

その頃の記録が、普通にまだ読めると思うと、ネットというデータベースのすさまじさをまざまざと実感する。

 

―ちなみに、収入が安定して以来、僕はその後輩に、累計で10万弱の酒や飯をご馳走したように思う。誇張でもなんでもない。一飯の恩義を返すためだ。

 

こんな風に、実は心に余裕がなかった頃の記事。僕個人にとっては濃ゆいストーリーが刻まれた数々だが、それを割引けば、やはりどこか、あっさりしすぎている。

 

当時の僕は、心底打ちのめされていた。なんの才能も価値も無いと思っていた。食って寝てウンコを出すだけの存在。金も仕事も無いというステータスは、心を蝕む。

 

しかしこうして愚直になんだかんだで書き続けて、もうすぐ500記事、もうすぐ50万HIT、そしてもうすぐ丸9年が経過する。

 

日雇いバイトでそこそこエラい目に遭っても、家から4日以上出ない日があっても、それでもどうにかこうにか続けてきてよかったなぁと。今は割と思える。

 

・・・・なんか湿っぽくなったけど、当時の記事を読み返した結果蘇ってきた思い出は、いずれもこんな感じだった。20代中盤は、割と戻りたくない時期かもしれない。

 

まあ、過ぎた話なんですけどね。てことで、今後ともよろしくお願いしますです。

 

では今日はこの辺で。

 

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